クリエイターとして活動していると、一度はこんな疑問にぶつかるのではないでしょうか。
「これ、経費にしていいのかな?」
領収書やレシートを手に、
「これは仕事のために買ったものだから経費?」
「でも、プライベートでも使っているし……」
と悩む。
今回は、そんな「経費になるのか問題」について整理してみます。
そもそも、経費って何?
経費になるかどうかを考えるとき、基本になるのは、その支出が事業を行うために必要なものかどうかです。
事業所得は、基本的に「総収入金額-必要経費」で計算します。
国税庁は、必要経費を、「収入を得るために直接必要な費用や、業務上の費用」などとしています。
たとえば、
- パソコンやタブレットなどの制作機材
- イラストソフトや動画編集ソフトの利用料
- 制作に使う画材や素材
- 仕事のための資料や書籍
- 取材や打ち合わせのための交通費
などは、事業との関係が説明できるものであれば、必要経費になる可能性があります。
ただし、ここでありがちなやり取りをご紹介します。

なるほど、資料は経費になるんですね?

いいえ、ケースバイケースです。
「・・・・いや、そこを知りたいんだけど!?」
という声が聞こえてきそうです。
もちろん、そのお気持ちは重々わかります。
でも、経費について「これはOK」「これはNG」と一般論だけで大雑把に断言するのは、なかなか難しいのです。
同じものを買ったとしても、
- どんな事業をしているのか
- どのように使っているのか
- 事業で使う割合はどのくらいなのか
- その支出が収入を得るためにどのように必要なのか
によって、判断が変わることがあるからです。
クリエイターの場合、特に迷いやすいもの
たとえば、自宅で仕事をしているクリエイターの場合。
家賃や電気代、インターネット料金などは、仕事にも生活にも使っていることがあります。
このような家事関連費については、事業に必要な部分を明確に区分できる場合、その部分を必要経費にすることができます。
また、
「仕事の参考に映画を見ました」
「作品の資料としてイベントに行きました」
「この本は制作のために買いました」
という場合も、単純に「映画だから経費」「本だから経費」と決められるわけではありません。
その支出が、自分の事業とどうつながっているのか。
ここを考えることが大切です。
「なぜ買ったのか」を残しておく
経費について迷ったとき、私がおすすめしたいのが、
「これは何のために買ったのか」を一言残しておくこと
です。
たとえば、
「○○案件の資料として購入」
「○○動画制作のために利用」
「取材・打ち合わせのため」
など。
後から帳簿を見たときに、自分自身でも思い出しやすくなります。
もちろん、メモを書けば何でも経費になる、という意味ではありません。
ただ、「仕事のために必要だった」という事情をきちんと説明できるようにしておくことは大切です。
領収書やレシートも、忘れずに保管しておきましょう。
「これって経費?」と迷ったら
クリエイターとして活動していると、これからもきっと、
「これって経費になる?」
という場面が出てきます。
そして、そのたびにネットで検索して、
「Aサイトには経費になるって書いてある」
「でもBサイトではダメって書いてある……」
となることもあると思います。
今はAIに聞けば、以前よりずっと簡単に情報を集められるようになりました。
それでも最後には、
「で、私の場合はどうなの?」
となる。
ここが難しいところです。
当事務所では、記帳代行を行っていますので、日々の帳簿をつける中で、
「これはどう処理したらいいんだろう?」
という疑問について一緒に整理することができます。
(注)ただし、税務判断や税務相談など、税理士の業務にあたるものについては、税理士など適切な専門家につなぐことがあります。
「これって経費なのかな?」
という段階でも、まずはご相談ください。一緒に状況を整理していきましょう。
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「これってどう処理すればいい?」という段階からでも、お気軽にご相談ください。
