クリエイターのお金の話①「これって経費になりますか?」

クリエイターとして活動していると、一度はこんな疑問にぶつかるのではないでしょうか。

「これ、経費にしていいのかな?」
領収書やレシートを手に、
「これは仕事のために買ったものだから経費?」
「でも、プライベートでも使っているし……」
と悩む。

今回は、そんな「経費になるのか問題」について整理してみます。

そもそも、経費って何?

経費になるかどうかを考えるとき、基本になるのは、その支出が事業を行うために必要なものかどうかです。
事業所得は、基本的に「総収入金額-必要経費」で計算します。
国税庁は、必要経費を、「収入を得るために直接必要な費用や、業務上の費用」などとしています。

たとえば、

  • パソコンやタブレットなどの制作機材
  • イラストソフトや動画編集ソフトの利用料
  • 制作に使う画材や素材
  • 仕事のための資料や書籍
  • 取材や打ち合わせのための交通費

などは、事業との関係が説明できるものであれば、必要経費になる可能性があります。

ただし、ここでありがちなやり取りをご紹介します。

なるほど、資料は経費になるんですね?

いいえ、ケースバイケースです。

「・・・・いや、そこを知りたいんだけど!?」
という声が聞こえてきそうです。

もちろん、そのお気持ちは重々わかります。
でも、経費について「これはOK」「これはNG」と一般論だけで大雑把に断言するのは、なかなか難しいのです。

同じものを買ったとしても、

  • どんな事業をしているのか
  • どのように使っているのか
  • 事業で使う割合はどのくらいなのか
  • その支出が収入を得るためにどのように必要なのか

によって、判断が変わることがあるからです。


クリエイターの場合、特に迷いやすいもの

たとえば、自宅で仕事をしているクリエイターの場合。

家賃や電気代、インターネット料金などは、仕事にも生活にも使っていることがあります。

このような家事関連費については、事業に必要な部分を明確に区分できる場合、その部分を必要経費にすることができます。

また、

「仕事の参考に映画を見ました」
「作品の資料としてイベントに行きました」
「この本は制作のために買いました」

という場合も、単純に「映画だから経費」「本だから経費」と決められるわけではありません。

その支出が、自分の事業とどうつながっているのか。

ここを考えることが大切です。


「なぜ買ったのか」を残しておく

経費について迷ったとき、私がおすすめしたいのが、

「これは何のために買ったのか」を一言残しておくこと

です。

たとえば、

「○○案件の資料として購入」
「○○動画制作のために利用」
「取材・打ち合わせのため」

など。

後から帳簿を見たときに、自分自身でも思い出しやすくなります。

もちろん、メモを書けば何でも経費になる、という意味ではありません。

ただ、「仕事のために必要だった」という事情をきちんと説明できるようにしておくことは大切です。

領収書やレシートも、忘れずに保管しておきましょう。


「これって経費?」と迷ったら

クリエイターとして活動していると、これからもきっと、

「これって経費になる?」

という場面が出てきます。

そして、そのたびにネットで検索して、

「Aサイトには経費になるって書いてある」
「でもBサイトではダメって書いてある……」

となることもあると思います。

今はAIに聞けば、以前よりずっと簡単に情報を集められるようになりました。

それでも最後には、

「で、私の場合はどうなの?」

となる。

ここが難しいところです。

当事務所では、記帳代行を行っていますので、日々の帳簿をつける中で、

「これはどう処理したらいいんだろう?」

という疑問について一緒に整理することができます。

(注)ただし、税務判断や税務相談など、税理士の業務にあたるものについては、税理士など適切な専門家につなぐことがあります。

「これって経費なのかな?」

という段階でも、まずはご相談ください。一緒に状況を整理していきましょう。


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「これってどう処理すればいい?」という段階からでも、お気軽にご相談ください。

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